5月28日にGoogleがウェブマスターブログで「ページエクスペリエンスの評価方法」に関する告知をしました。日本でもYahoo!ニュースで取り上げられましたね。
一言でいうと「2021年以降にページエクスペリエンスの評価方法の更新があるよ!」という内容です。
すぐにどうなるって事はないですが、現在と今後のSEO・WEB集客に関わる重要な事柄なので解説したいと思います😊
参考記事
参考
グーグル、検索順位で「エクスペリエンス」を重視へ–2021年以降Yahoo! Japan
目次
ページエクスペリアンスって?
エクスペリエンスって.. ページの経験値的な?と思いますが、「Google検索結果を決める指標の一つ」です。Googleの公式ページでは以下のように定義されています。
ページ エクスペリエンスは、Google が検索結果を生成する際に考慮する数百のシグナルのひとつになります。
ページ エクスペリエンスとは、ユーザーがウェブページで操作を行った際の、情報そのものの価値以外に関するエクスペリエンスの尺度となるシグナルのセットです。
ページ エクスペリエンスは重要ですが、それでも Google は、ページ エクスペリエンスが劣っていても、全体的に価値の高い情報を含むページを上位にランキングするようにしています。つまり、いくらページ エクスペリエンスが優れていても、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。ただし、関連性が同程度のページが多数存在する場合の検索ランキングにおいては、このページ エクスペリエンスが一段と重要になります。
変更の実施時期について: このガイドで説明しているランキング方法の変更はまだ実施されていません。現在 Google では、この変更への対応を開始いただくためのツールやドキュメントを提供していますが、今すぐにご対応いただく必要はありません。変更実施の 6 か月前になった時点で、あらためて通知いたします。
今後チェックされる5つの項目
次のアップデートでより重要になる指標は以下の5つですが、新登場という訳ではなく、現時点ですでに検索順位に大きく影響を与えている項目になります。
なので、「うちの会社のサイト、全部ダメかも!!」という場合はかなり危機感を持った方がいいですし、すぐに改善に取り掛かった方がいいです。
それでは見ていきましょう!
ウェブに関する主な指標
1つ目の項目には3つの指標があります。
ざっくり言うと「ページの読み込みが早いか、サクサク操作できるか」を測定します。
①Largest Contentful Paint(LCP)
ユーザーがページで最も有意義なコンテンツをどのくらい早く見ることができるかという指標。感覚的な読み込みスピード。
②First Input Delay(FID)
最初の入力までのタイムラグ。ユーザーが最初にページを操作しようとする場合に感じるレスポンスの良さの事。
③Cumulative Layout Shift(CLS)
ページの安定性。視覚的なレイアウトのずれを測定します。
モバイル フレンドリー
2つ目はスマホ対応してるかどうか。皆さんのサイトはもうレスポンシブデザインに対応していますよね?
文字の大きさや、ボタンやリンクの押しやすさにも気を配りましょう。
セーフ ブラウジング
3つ目は安全なサイトかどうか。マルウェアなどが入っていないかどうか。私が管理しているサイトで一つだけこれに引っかかりそうなのがあって胃が痛いです。
HTTPS
4つ目は安全な接続方法「HTTPS方式」に対応済みかどうか。大体のレンタルサーバーは無料でHTTPS化できます。
⭕️ https://konishiaiko.info/
❌ http://konishiaiko.info/
煩わしいインタースティシャルがない
最後は広告について。
インタースティシャルとは、スマホで検索してるときにたまに出てくるフルスクリーン広告の事です。
逃れたいのに逃れられない感。あの広告出してくるサイトは本当に印象悪くなりますよね。
以上、5つのポイントでした。
詳細についてはGoogle公式ページで明確に説明されています(日本語)。
参考
ページエクスペリエンスのGoogle検索結果への影響についてGoogle開発者サイト
今すぐ対応しなくても大丈夫と言っているが
公式ページには「更新は2021年以降で、6ヶ月前には告知します。今すぐにご対応いただく必要はありません。」とありますが、本当に今何もしなくていいかというと、そうでもないと考えてます。
理由①は、前述した通り、すでに(ある程度)対応していないといけない項目ばかりなので、うちのサイト全然ダメかもという場合は現在の検索順位にマイナス影響が出ているはずで、すぐに改善に取り掛かるべきです。
理由②は、上記5項目はサイトの構造的な問題なので、サイト更新担当者がどうにかできるものではないからです。(ブログに使う画像を軽くしてページ読み込み速度を軽くするくらい)
社内にWEB開発のスペシャリストがいるなら対応できますが、多くの会社はWEB制作会社に依頼することになると思います。
が、Google公式ページを送って「この5点に対応よろしく!」でやってくれる制作会社はあんまりないと思います。(そんな会社があったらお近づきになりたい)
一般的にWEB制作とWEBコンサルは全く別のもので、制作会社は制作するのが仕事です。
SEOやコンサルティングに近いことを依頼しても、「え..修正なら具体的にどこをどう直したいか言ってもらわないと」ということに。
追加料金を払って相談に乗ってもらうか(※コンサルもできる制作会社に限る)、WEBコンサルタントに相談するか、社内で頑張って勉強するか、その3択じゃないでしょうか。
工程としてはこのようになると思うので、社内の調整とか予算を考えると、やっぱり半年じゃ足りませんよね!?
- 社内でWEBリニューアルを企画・予算を確保
- WEB制作会社/コンサルに相談。または社内で改善点をまとめる
- WEB制作会社に見積もり依頼
- 修正発注
- 修正完了
- ツールを使ってチェック
- 不備があれば再修正
やっぱり今から一つずつ対応するのがおすすめです。
今から始めれば社内にノウハウが貯まるし、ノウハウが貯まれば外注先を決める際の目利きも正確になり、コストも下がります!頑張りましょう♡
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