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【2022年】『バンコク国立博物館』の最新情報&見どころ!アートナビゲーターが解説するよ

バンコクからこんにちは!海外ノマドに復帰したKoniです。これを書いている今日は世界遺産の町アユタヤに滞在しています。

2022年4月時点の情報です

この記事では『バンコク国立博物館』の最新情報と見どころを紹介します。『バンコク国立博物館』については2年前にも以下の記事でがっつり紹介していますが、今回は最新情報を入れつつ、見どころをコンパクトにまとめたいと思います。

この博物館の “ブッダの生涯を描いた壁画” が面白いので、できればブッダの生涯を予習してから行くと面白さが倍増です。

私のおすすめはこの本。プチプラ価格で、仏教とブッダのことがとても分かりやすい言葉で解説されています。

本を読むとか面倒くさい!という方は、下の過去記事に目を通すだけでも面白さがアップしますのでぜひ!

バンコク国立博物館内の地図

博物館内の敷地はそれほど広くはありませんが、建物が多いので事前に場所を把握しておくと迷いません。

下の地図はチケットを買う時にもらえるパンフレットに載っているものです。(黄色い文字は私の方で追加しました)

バンコク国立博物館内の概要

  • 出入口は1箇所のみ
  • 入って左手にチケット窓口、ショップ、カフェ、お手洗いあり
  • 入場料は200バーツ。無料ドリンクは無し
  • 館内はフラッシュを焚かなければ撮影OK
  • 「1」の数字が書かれている展示棟は現在改修工事で閉鎖中
  • 「2」は大きな仏像とブッダの壁画がある
  • 「3」は昔の王様の暮らしぶりが分かる家屋や家具がある
  • 「6」小さな展示室が繋がっていて展示品・美術品が多く見応えがある
  • 「10」は王族のお葬式に使われた巨大な山車の展示がある
  • 時間をかけてゆっくり見たいのは「1」「2」「6」「10」(※ 以下、①のように記載)

展示棟① 閉鎖中

私が訪れた2022年4月28日時点では、展示棟①は改修工事で見れませんでした。

なので、過去記事で紹介している仏像などの仏教美術はほぼ見れません。残念・・・!ですが、以下の展示品は展示棟⑥と⑩で見ることができます。

  • 勝利の王室山車
  • 螺鈿細工の工芸品
  • アユタヤ美術の家具
  • ペンジャロン焼き
  • 伝統的な仮面や人形

展示棟② 仏像とブッダの壁画がある

展示棟②には、タイ王国に3体しかないと言われている仏像「シヒン仏」と、それを囲むように描かれた「ブッダの生涯の壁画」があります。

見どころ:シヒン仏

バンコクのシヒン仏
シヒン仏

こちらが「シヒン仏」。ツーリストではなく純粋に参拝に来ている方も多く、静けさに包まれています。

見どころ:ブッダの壁画

部屋の奥からスタート

「ブッダの生涯の壁画」部屋の奥の右側からスタートし、右回りにぐるっと一周して、部屋の奥の左側で終わります。下の画像の順番で見ていってください。

ブッダの生涯を描いた壁画

解説は英語とタイ語

それぞれの壁画にはタイ語と英語で解説パネルが置かれていますが、出てくる単語が独特の地名や人物名なので、英語が分かる方も理解しにくいと思います。

だからこそ事前の予習がおすすめなのですが、パネルの写真を撮ってGoogle翻訳アプリ > 画像翻訳をすればなんとなくあらすじが分かります。

解説パネルはタイ語と英語

印象に残った壁画

壁画についてはこちらの記事で紹介していますが、改めて印象に残ったシーンでブッダの一生を紹介します。

ブッダの両親の結婚式
ブッダの両親の結婚式
マーヤー夫人がブッダを身籠るシーン
マーヤー夫人がブッダを身籠るシーン
四門出遊のシーン(ブッダが死人と遭遇する)
四門出遊のシーン(ブッダが死人と遭遇してへこむシーン)
ブッダの説法
悟りを開いたブッダが説法をするシーン
殺人鬼アングリマーラ
殺人鬼のアングリマーラがブッタの説法を聞いて弟子入りするシーン
ブッダの涅槃
ブッダが涅槃に入るシーン
ブッダの遺骨をめぐって内輪揉め
ブッダの遺骨をめぐって内輪揉めするシーン

展示棟⑥ 王族の調度品や工芸品がある

見どころ:タイの陶器

繊細で鮮やかな陶器が並びます。

タイの陶器

見どころ:タイの螺鈿細工

タイの美術品ってどれもこれもとても緻密で手が混んでいます!螺鈿細工の工芸品もため息が出る美しさ。

タイの螺鈿細工

展示棟⑩ 王族のお葬式に使われた山車がある

いかがでしたか?

所要時間は足早に見学して1時間〜、ゆっくりで2時間〜くらいです。次回はぜひ展示棟①も見たいです!

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