バリ島やマレーシアなどで暮らしてます

初仕事!フォトウェディングのドローン撮影してきました

石垣島でドローンフォトウェディング

石垣島からこんにちは!Koni(@koni_bali)です。

今回10日間の予定で出張Webコンサルティングに来ているんですが、ドローン撮影の仕事があったのでデビューしてきました。

フォトウェディングの初仕事

ドローンでポートレート撮影はしたことがありますがウェディングフォトは初めてです。

石垣島にハネムーンで来たカップルさんをビーチや自然スポットにご案内して、カメラマンさんと一緒に半日撮影してきました。

一緒に撮影したのは石垣在住カメラマンの橋本氏。カメラがメインなので橋本さんがメインカメラマンとしてポージングや構図の提案をし、私はその流れに乗りながら、カメラの邪魔をしないようにあっちこっちから撮る…というスタイルでした。撮影前にその方向で行きましょう、と確認してお客様をお迎え。

使用機材

今使っているのは DJI Air2Sです。バッテリーは4本用意しました。私が使っているアクセサリーはこの記事で紹介しています。

あっという間

初めての半日撮影はあっという間に終わり、とても刺激的な時間になりました!

気ままに風景を空撮するのとは違って、目の前にお客様がいて時間に限りがある中での撮影はライブ感と緊張感があって楽しかったです。カメラマンがベテランなので信頼して流れに乗れる安心感がありました。

撮影して気付いたこと

撮影して気が付いたことが沢山あったので忘れないうちに残しておきます。

カメラマンの邪魔にならないように撮る

今回はカメラが主役でドローンは脇役だったので、カメラマンの撮影の邪魔をしないように気を付けました。例えばカメラマンが広角で撮っている場合にカメラの視界にドローンが入らないように上や横に避けるなどです。

また、カメラマン&お客様とドローンが近すぎるとドローンの音で会話が遮られてしまうので、その意味でもドローンは撮影チームから適切な距離を保ってホバリングするようにしました。

広角なので人が写り込むのは仕方ない

撮影してみて改めて気が付いたのは、ドローンはかなり広角であるということ。ということは、カメラマンやアシスタント、ヘアメイクさんがかなりの高確率で写り込んでしまいます。

ドローンで撮るウェディングフォト
カメラマンはどうしても写り込んじゃいます

スタッフさんはカメラマンのカメラに写らないようには避けてくれるのですが、ドローンに写らないように移動してもらうのはかなり無理があると思いました。

ドローンの広角に写らないためにはかなり遠くに行くか、全身が隠れる場所(大木とか塀とか)を見つけないといけないからです。スタッフさんは花嫁さんの荷物を持ったりドレスの裾をきれいに広げるために常時カップルさんの側にいるので、いちいち遠くまで離れて欲しいとか、全身隠れて欲しいとは言えません。

なので、人が写り込むのは仕方ない。むしろ写り込むもの!と考えて、後で全部フォトショップで消す前提で人が写りこんでもバンバン撮りました。

※ 今回は写真撮影だったので後で消す作戦にしました。動画だったらやはり全員ドローンに映らない場所に移動してもらうしかないですね。

写り込んだ人は後で消しやすい感じで撮っておく

フォトショップで人消しをする場合、人物の背景が砂浜や草原など単純な場合は綺麗に消すことができます。反対に複雑な背景(建物と景色の境界線や樹木など)に写った人消しは綺麗に消せなかったり消せるけど時間がかかります。なので撮影する時から「消したい人は後で消しやすい感じで撮っておく」ことを気を付けました。

障害物感知センサーは場所によってはオフが吉

ドローンの安全性を高める障害物感知センサー。通常のフライトでは必ずオンにしていますが、限られた空間で撮るフォトウェディングではオフにした方がいい場合があります。

障害センサーはオフ
こういう場所では障害センサーはオフ

今回は石垣島の森で撮影したのですが、センサーをオンにしていると木や枝の近くに寄れないので構図がバシッと決まりません。特にドローンの手前に幹を入れて向こう側にカップルさんを撮りたい時などは幹の20cmくらい近くまで寄りたいのでセンサーはオフにしました。

が、オフのままにすると危険

一時的にオフにすることはあっても、狭い場所での撮影が終わったら必ずオンに戻すことをお勧めします。私は今回オンに戻すのを忘れたまま撮影を続けていてドローンを木に当ててプチ墜落させました…。プロペラが2枚割れてショックです。オンに戻すのを忘れずに!!

動きのあるカットは不向き

私が使っているドローン(DJI Air2S)はシャッタースピードが遅く、シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまで1秒くらいかかります。なので撮影に不向きなウェディングフォトのポーズが結構あることに気付きました。

一瞬のシャッターチャンスを逃せないショット、例えばジャンプショットをドローンで撮るのはかなり不向きだと思います。最低でも3秒はじっとしていて欲しいので、お姫様抱っこショットやロングベールがなびくショットもドローンでバシッと撮るのは難しいです。

お姫様ショットはドローンは不向き
こういうショットはドローンは不向き

広角で撮ることを考えても動きがあまりないショット、例えば【見つめ合う、たたずむ、二人の背中、寝転ぶ、歩く、抱きしめる】などがドローン撮影向きだと思います。

こまめに着陸させる

ドローンはホバリング(空中停止)が一番バッテリーを消耗するので、カメラマンが構図を決めている間など待機時間が長い場合はこまめに着陸させてバッテリーを節約します。今回はバッテリー4本を持っていきましたが、半日なら足りるけど1日だったら6本は欲しいなと思いました。

カメラ目線もたまにもらう

カメラマンの撮影を邪魔せずにドローン撮影をすると、カメラ目線のドローン写真が一枚もない事になります。お客様は常にカメラの方を向いているので…。

20メートルくらい上空から撮るショットならそもそも目線がどこに向いているかなんて分からないし、目線を外したショットもそれはそれで素敵なんですが、カメラ目線のドローン写真も多少残しておきたいですよね。

撮影中に(ここはぜひこちらに目線が欲しい!)という場合はカメラマンに一声かけてから、お客様にドローンに目線を向けてもらう時間を作ります。

この「ドローンに目線お願いします!」は何度もやると撮影の流れを止めてしまうので2〜3回くらいに留めておきました。どのくらいドローンのために撮影を止めていいかどうか、撮影前にカメラマンと打ち合わせしておくのがベストですね!

最後に記念写真を撮ると楽しい

撮影チームとお客様
撮影チームとお客様

撮影が終わってお疲れ様でしたー!の集合写真をドローンで撮ると盛り上がります。海をバックに一枚、海から一枚。お客様も喜んでくれたし、私にとっても嬉しい記念になりました。

以上、初めてのドローンフォトウェディングのまとめでした!楽しかった!

ポートレートやウェディングのドローン撮影、これから積極的に受けていこうと思います!