長野県・諏訪湖に二泊してきました!
目的は美術館と温泉です。
今回は諏訪湖の前に建つ「北澤美術館」に行ってきました*
北澤美術館といえばガレのランプが有名ですが、ガレ以外にもアール・ヌーボー、アール・デコ時代のドーム兄弟、ルネ・ラリックのガラス工芸品や現代日本画を展示しています。
目次
撮影ができる作品は2点だけ
2019年10月に行った時点では、ガレの「ひとよ茸のランプ」ともう一点のランプのみ、撮影ができました。
可愛いランプがたくさん♡
撮影ができないのでパンフレットを置いておきます!
ガラス工芸品ってとにかく可愛い。
1階がガラス工芸の展示、2階が日本画や現代美術の展示になっていますが、1階だけで1時間くらい楽しみました。
ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックについてはこちら。
Emile Galle | エミール・ガレ
フランス東部のナンシー生まれ 1846~1904。
アール・ヌーヴォーの代表的存在としてガラス・陶器の製造を手がけ、万国博覧会ではグランプリに。
詩や音楽、植物学にも精通した芸術家でもあった。
Daum Freres | ドーム兄弟
兄オーギュスト(1853~1909)と弟アントナン(1864~1930)の兄弟。
フランスのロレーヌ地方出身で、普仏戦争終了後にドイツ帝国の占領を避けて一家でナンシーへ移住。
ナンシーにガラス工房をもち、1910年前後から色ガラスの粉をまぶしつける技法「ヴィトリフィカシオン」を多用して、色彩が複雑に混ざり合う重厚な色調の作品を製造した。ガレと並ぶアール・ヌーヴォーの双璧。1900年のパリ万国博覧会で大賞を受賞。
Rene Lalique | ルネ・ラリック
フランスのシャンパーニュ生まれ、パリで育った 1860~1945。
ガラス工芸家、金細工師、宝飾デザイナーとして、アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍。
透明なガラスの質感を生かした洗練されたデザインで、アール・デコを代表する巨匠に。現在まで続くラリック社の創業者。
鋳鉄製の型を使った型吹き成形およびプレス成形による製造が多い。
日本との関係では、1932年に旧皇族朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)のガラスの扉やシャンデリアなどを製作。
Pates de Verre | パート・ド・ヴェール
こちらは製法の名前です。
19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したガラス工芸の製法の一種で、起源は古代エジプトに遡り、色ガラスの粉を型で焼く特殊なものだそうです。
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諏訪湖の散策や、上諏訪温泉と一緒に楽しめる北澤美術館。
次回はお隣にあるもう一つの美術館「サンリツ服部美術館」に行ってみたいです!