信州からこんにちは!実家でノマド中のコニです。
目次
千曲市は里山の宝庫
18歳で家を出てから十何年ぶりに帰ってきた長野県千曲市の実家に居候してはや、半年。(内半分は宮古島)
若い頃は地元に山しかないのが本当に嫌で「何にもないじゃん!」って不満しかなかったんですが、この歳になってみて「田舎最高ー!実家が田舎って最高に贅沢!」って思うようになりました。
実家に居候して初めて迎えた今年の春。満を辞して(?)里山トレッキングと山菜狩りブームが!
私の実家は5分歩くと田んぼや畑のエリアに、10分歩くと里山エリアに行ける場所にあります。
ほとんど毎日朝に夕に出かけては、里山ウォーキングや田舎の風景、山菜狩りを楽しんでます♪
霊諍山(れいじょうざん)とは
今日は最近見つけたスポットの中でいち押しの『霊諍山(れいじょうざん)』を紹介します。
霊諍山は千曲市と麻績村の間の「桑原」という地域にある低山です。
桑原地区は昔、当時『善光寺街道』と呼ばれていた徒歩旅ルート沿いの宿場町「桑原宿」として栄えていたそう。
昔の旅人さんは聖高原から猿が馬場峠(さるがばんばとうげ)を抜けてこの桑原に降り、ひと休みして善光寺(長野市)へ向かったということです。
桑原にある霊諍山は、大雲寺というこれまた由緒正しくて桜の名所でもあるお寺の裏側にある山。
霊諍山という名前は地元でも全然知られていませんが、「大雲寺の裏の山」と言えば通じる存在です。
山というか丘といってもいいくらいの低山です。霊諍山へ登り口は私が知る限り4カ所あり、大雲寺から登るルート、桑原から登ルートなどがあります。今回は一番短いルートで頂上まで行ける桑原から登ってみました!
登山口&駐車場
桑原からの登り口の正確な場所はこちらです。
駐車場はありませんが、しばらく停めておいても大丈夫そうな車1台分くらいのスペースがあるので、今回はそこに停めさせてもらいました。
小さな橋を渡ると看板があり「⇦霊諍山」と書いてあります。
ショウジョウバカマの自生地だそうです!もし見つけたら踏んだりしないようにそっとしておきましょう。
頂上までの道のり
足元は登山靴までの装備は必要ありませんが普通の歩きやすい靴がおすすめです。私はConverseで。
歩き出したらもう山感があって空気がひんやり。土がフカフカしていて気持ちいいんです!左手に小川を見つつ進んでいきます。
これはヤマブキの花。色を表す言葉「山吹色」の元になっている花です。
『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきたお花だそう。ビビットなイエローが新緑に映えます。
食べれそうで食べれないシダ植物たち。
葉っぱが積もった山道を踏みながら、なだらかな上り坂を10分ほど歩いていくと、右手に小さな池があります。
小さな祠が立っていてなんだか気になる、湧水と思われる泉。
周囲の木々が水面に反射して美しいんですが・・・
よく見ると黒くて小さなつぶつぶなのがいっぱいある・・?
木の棒ですくってみたら、透明な腸みたいなゼリー状のプルプルの中に黒い小さな粒がぎっしり並んでいてかなり気持ち悪いです。
Googleレンズで調べてみたらヒキガエルの卵らしい!この数だけカエルさんが生まれるなんてまじか…。
その池からV字のように道が折れてさらに登っていくと5分ほどで頂上に到着です!こんな鳥居が迎えてくれます。
最後、数段の階段を登ってお寺に到着です!
秘境のお寺
ちょうど山桜が散りかけている時で、桜吹雪が綺麗でした。頂上にある神社は無人。参拝客もほとんど無さそうです。ひっそりとして誰もいません。
清掃器具があることから、時々誰かが来て手入れをしているようです。
味があるさいせん箱。しかも箱はなくてお堂の中へそのまま投げ込むスタイル。
この霊諍山は明治に開山されたそう。祀られているのは天神地祇、八百万の神、大国主命だそうです。現在も暦に従って神事が行われているんですね。
木々の間からは桑原や大運寺方面の眺めが見渡せます。
個性的な仏像たち
このお寺の面白いのが、小さくて面白いな仏像がたくさんあるところ!
敷地内をぐるっと取り囲むように、高さ30cm〜1mくらいの仏像が所狭しと並んでいます。かなり古そうなものもあれば最近置かれたような新しいものまで色々。
昔ながらの仏様、鬼(?)、にっこり笑った小さなお地蔵様まで色んな石像があり、ついカメラを向けたくなります。お気に入りの一体を見つけてください。
お手洗い・水場はありませんが、ベンチがあります。ここでお弁当を広げて眺めを見ながらピクニックするのもいいですね!
入口から頂上までは片道10〜15分ほどのゆるい斜面です。膝が少し悪い母(77歳)でも問題なく登れました。
体力が無い方、普段あまり歩いてない方でも気軽に登って一汗かける素敵な低山です♡
山菜が採れる気配はあまりないですが、タラの芽が数本と山ウドを見かけました。秋のキノコに期待です!!
今回は5月ということで新緑の中で登りましたが、秋にどんな景色が観れるか、キノコは生えてるのか?などまたリサーチしに行きたいと思います。
低山トレッキングを楽しんだ後は、近くの「竹林の湯」でひと風呂浴びて帰るのがおすすめ!
また、小川沿いや近くの田園も素敵な風景が広がっています。ぜひ散歩してみてください*
まとめ
- 登山時間は片道10分〜15分程度
- 足元は歩きやすい靴がおすすめ。ステッキがあるとなお良し
- お手洗い・水場はありません。トイレを済ませて水を忘れずに
- 駐車場はありません。橋の手前にちょっと停められそうなスペースあり
- 帰り道に「竹林の湯」で汗を流す登山&銭湯コンボがおすすめ
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