最近は山が好きであちこち歩きに行ってきます。といってもガチ勢ではないので里山や丘、低山がメインです。先週の午後、天気が良すぎたので前から気になっていた塩崎城跡に行ってきました!
目次
場所・駐車場
場所は長野市篠ノ井塩崎にある長谷観音の裏手の山中にあります。すでに見晴らしがいい長谷観音の駐車場に停め、長谷観音の階段を登って本堂へ。
今回の装備
- 山靴
- 飲料水 500ml
- 汗拭きタオル
- ステッキ
- 熊除けの鈴
- ミラーレスカメラ
登山口の場所
本堂を正面に見て右脇から山道に入ります。
看板があるのですぐに分かると思います。
塩崎城跡の歴史
時は1400年ごろ。信濃国の歴史では有名な「京の都から来た役人・小笠原長秀 vs 地元の有力武士・村上満信の戦い」に登場するお城だそうです。
(以下、看板より抜粋)
城跡はこれより上の方約600mにあり、西国三十三番観音霊場、高圧送電線鉄塔、大岩の登りを経て、三の郭の南部にたどり着く。
応永7年(1400年)信濃守護小笠原長秀の軍勢200近くが四宮河原での国人衆
との合戦に敗れ、塩崎城に逃げ込み、20日近く篭城した。あわや落城寸前に佐久の大井氏の調停により、長秀が京の都に逃げ帰った出来事は信濃国の中世史上に名高い。
…ということです。信濃国の歴史なんて全然知らないけど解説を読むと面白いですね。
塩崎城跡までの道のり
長谷観音から塩崎城跡までは約600m、30分の道のりです。私はゆっくり景色の写真を撮りながら登ったので往復1時間半ほどでした!
城跡までの道のりはこんな感じです。それぞれ紹介していきます!
- 石仏群(徒歩5分)
↓ - ビューポイント&鉄塔(徒歩15分)
↓ - 岩場の坂道(徒歩20分)
↓ - ゆるやかな坂道(徒歩25分)
↓ - 塩崎城跡に到着(徒歩30分)
石仏群(徒歩5分)
まず山道に入ってすぐに見えてくるのが石像群です。
こんな山の中腹にこんなにたくさんの石像が並んでるなんてびっくりしました!
傾斜に数十の石像が並ぶ景色は圧巻です。看板の説明を見ると正式には『西国三十三番観音霊場』という場所だそうです。
前回の『霊諍山』の山頂にあったユニークな石仏群といい、長野の人は景色の良い場所に仏像を置く習慣があるんでしょうか?
ビューポイント&鉄塔(徒歩15分)
石像群を見ながら登っていくと目の前が開けたビュースポットがあります。ここからの景色がまた良いんです!善光寺平を一望できます。体力に自信がない方はここまでにして、景色を眺めて下ってもいいと思います。その価値ありです!
このビュースポットを過ぎてから道は山の中へ入っていきます。すぐに大きな鉄塔があるので目印になると思います。
あまり傾斜のない平坦に近い山道を歩いていきます。周囲は山ですが、なんというかガチな山ではなく、人の気配を近くに感じる雰囲気。切り倒した丸太が積み重なっていたりします。
ほとんど一本道なので初めてでも道に迷うことはありませんでした。途中途中でこんな看板が出ているので確認できます。
岩場の坂道(徒歩20分)
この看板が出てきたら岩場ゾーンです!頂上に行くまでの唯一の難所がここ。距離としては短いですが、傾斜が急な岩場を歩いていきます。
岩がゴロゴロしていたり、倒木が道を塞いでいたり(下をくぐれます)。冒険感をあります。持ってきたステッキが活躍しました!
ゆるやかな坂道(徒歩25分)
岩場ゾーンを越えると最後の看板が!「あと100m」が嬉しい!
最後の100メートルはゆるやかな登り坂なので楽でした。
木々の間から景色が見えます。
無事に到着!登り始めてから45分ほどでした。
塩崎城跡
城跡にあるものは、空き地(昔お城があった場所)、崩れかかった土台(?)、旗、案内板くらいです。ベンチやテーブル、お手洗いはありません。
ここはニの郭です。お城の基礎の部分でしょうか。
こちらが一の郭。何もなくて広場みたいになっています。あるのは案内板だけ。
平らな原っぱで日陰があるのでピクニックはできそうです。ベンチなどはないので敷物を忘れずに。お手洗いや水場、ゴミ箱はないので必要なものは持っていきましょう。
城跡でひと休みして、帰りも写真を撮りながらゆっくり下りました。3時ごろに登り始め、4時半ごろに下山。写真を撮らずに往復だけなら1時間くらいですね。適度に汗をかいて「あ〜有酸素運動した!!」という感じです。
楽しくトレッキングができたことを長谷観音様にお礼をして帰宅しました。ありがとうございました!
トレッキング初心者さんにおすすめ
前回の霊諍山の30分トレッキングからの、今回の塩崎城跡トレッキングでした。
ちょっとしたトレッキングに挑戦したい方、山登り初心者の方、「日頃から歩いてはいるけど本格的な登山はしたことない」という方にもおすすめです!