こんにちは。ウィーンでこの記事を書いています。
前回の記事はこちら:美術鑑賞とオペラ観劇を兼ねる双眼鏡を探した結果、ケンコーの6倍単眼鏡を買いました
目次
ケンコーの6倍単眼鏡を開封
出発前に届きました、単眼鏡!
今回、galleryeye6倍を楽天で、反射除去フィルターをAmazonで買ったので、別々に届きました。
単眼鏡本体
開封の儀
内容物を全部並べました。本革と見られる白いストラップが思ったよりゴツくて長かったです
手乗りサイズ
反射除去フィルターは透明なプラスチックのケースに入っています。
裏側の仕上がりが汚くてちょっとがっかりです⊂((・⊥・))⊃
早速名古屋駅ビルからの風景を見てみました!携帯で撮った画像
galleryeyeのレンズを携帯で撮った画像
6倍って思ったよりずっと大きく拡大される!という印象です。
色んなところで使ってみました
そしてこれを持ってロンドン&ウィーンに行った訳です。
美術館、博物館、ミュージカル、オペラと、バックに入れていろんなロケーションで使ってみた結果、レビューをまとめるとこんな感じです。
ナショナルミュージアムでの絵画鑑賞
6倍は近くで使うと拡大されすぎて、ある程度絵から離れないと使えません。
しかし絵から離れると今度は視界が暗くなりよく見えない..結果、あまり出番無し。絵を観るには4倍の方が向いていると思います。
大英博物館での展示鑑賞
モアイ像やエジプトの石像など、高さがあるもの以外は使い所はあまり無し。
工芸品や壺などショーケースの中に入っているものも沢山ありましたが、間近まで寄れるのでメガネで足りました。
ロゼッタストーンや細かい楔形文字を単眼鏡で見るのは面白いと思います!
ミュージカル(オペラ座の怪人&アラジン)
あまり大きくない2つのシアターで観ましたが、どちらでも大活躍!
メガネだけでは見れない登場人物の表情や歌い方、衣装の詳細も観れて楽しかったです。
ホーフブルグ王宮の礼拝堂(ウィーン少年合唱団)
縦長の礼拝堂の2階ボックス席から鑑賞。
少年合唱団が歌っているところが3階の後ろにあるスペースで遠く、ちょうどいい距離だったのでとても有効でした。
まだあどけない少年たちが歌う様子や、特に小さな男の子がソロで歌うところをよく見れました!
ウィーン歌劇場でオペラ
かなり大きなオペラでしたがこちらも大活躍してくれました。
ステージから3番目のボックス席から鑑賞する際に使ったんですが、ステージの前にいるオーケストラの楽譜の音符が見えるくらいでしたよ!
この席から単眼鏡を使ったら
この楽譜の音符まで読めました!
アリラや有名曲を歌うシーンで歌手の表情を観察したり、壮大なステージセットや登場人物のきらびやかな衣装を見たり、オーケストラの指揮者を観察したりと活躍しました。
メガネユーザーにおすすめ
galleryeyeを選んだ理由の一つが、メガネをかけながら使いやすいというレビューを見たからなんですが、実際使いやすかったです!
目を当てる部分がゴムになっていて、そこを裏返すとメガネのレンズと単眼鏡のレンズにぴったり合います。私は曲げっぱなしで持ち歩いていますが、今のところ劣化は見られません。
付属品について
◎反射除去フィルターはガラスに収納されているものをほぼ見なかったのでほぼ使わずでした
◎付属の白い革ストラップは、固くて太くて長い(調整不可)だったので、適当なストラップに付け替えようと思います
◎収納袋はベージュカラーの小さな袋で、単眼鏡+ストラップを入れるとかなりキツキツになります
まとめ
ギャラリーアイを持って3週間旅しました。
美術館、ミュージカル、オペラを全部1本で対応できることを期待して6倍にしましたが、メインで活躍してくれたのはやはりミュージカルとオペラでした◎
ヨーロッパの美術館は間近で絵画を見れるところがほとんどなのでメガネで足りるからです。
絵画鑑賞メインで考えるならやはり4倍がいいと思います。
6倍は、数メートルの大きな絵や高い位置に飾ってある絵を5〜6m以上離れて見る場合や、ヒエロニムス・ボスやブリューゲルの「バベルの塔」のように描写がとても細かい絵をよく観察するのには適しています(照明が明るければ)。
また、ローマのシスティーナ礼拝堂の天井画(天地創造)を見たり、100メートル以上もあるような大聖堂の建築様式をじっくり眺めたりする場合にも向いています。
逆に、近距離から宝石、器、刀、工芸品などを鑑賞する場合は絶対に4倍の方がいいと思います。
6倍だとわずかな手の震えで視界がぶれるのがちょっとストレスでした。
4倍と6倍の2本を持って旅行するのは嫌なので、6倍にして良かったかなと思います。最初は8倍を検討していたので8倍にしなくて本当に良かったです!