バリ島から日本に帰るついでにペナン島を1週間ひとり旅してます。コニです。
世界遺産のお洒落な街ジョージタウンに3泊して、おとといと昨日はTimes Squareの高層マンション(9階)にセレブ民泊したんですが、バリも長野も高いビルとか無いので落ち着きませんでした(悲)
しまいには「ウブドでテロが起きて、長野が津波で沈没する夢」を見たので、都会疲れと判断し田舎に移動することにしました。2泊3日の民泊中にジムに3回行けたのは良かったです。
目次
ペナン国立公園に行ってみよう
すっかりヘルシーな人間になったので自然の中をトレッキングでもするか!ということで、バツーフェリンギ西側にある「ペナン国立公園」至近のゲストハウスに移動しました。ゲストハウスから国立公園までは徒歩10分ほど。チェックインした午後3時頃から早速トレッキングに出発。
装備は、中に水着・薄手の長袖・ジーパン・ビーサン(サイズが大きくてよく転ぶ)・リュックサック。
リュックサックの中身は、速乾タオル、バスタオル、ペットボトルの水、日焼け止め、双眼鏡、メガネ、携帯バッテリー、携帯、カメラ、パスポートのコピー、お金。
入場登録にパスポートのコピーが必要
パークに入る前に、入口の隣にある緑色の屋根の建物で入場登録をします。登録にはパスポートのコピーが必要なので忘れずに持っていってね。パスポート番号と名前を入力するだけで2、3分で終了。印刷した紙の入場証をもらって中に入ります。
パーク内の地図
パーク内は大きく分けて2つのトレッキングコースがあります。Monkey Beachを目指すコースと、Kerachut Beachを目指すコースです。どちらのビーチへも距離は約3.4キロ、所要時間は1時間くらいです。
Monkey Beach(モンキービーチ)に行く
今日は様子見ということで近そうに見える Monkey Beachを目指すことに。冒険心をくすぐる吊り橋を渡るとYの時の分岐があるのでここを右手に進みます。左がKerachut Beach方面です。
5分ほど歩いた所で欧米のご夫婦とすれ違い。
「あっちにxxxが居るよ!」みたいな事を言ってるんですが単語が聞き取れない。「??」「行けばわかるから!」と言われて進んでみると、別のご夫婦が木陰を覗き込んでる。二人が見ているのは・・・?
!
!!
Oh my goodness(と叫んでた)
イグアナ?コモドドラゴン?大蜥蜴?
とにかく超でかい2.5メートル級のやつが、遊歩道から2メートルくらいの木陰に居るんですよ!!
一瞬パニックになるわたし。このご夫婦が一緒で良かった・・・。何か長いものを口にくわえてる。ラ、ランチ中・・・!?
50センチくらいのモグラみたいな胴長の動物を食している彼女(性別不明)。
冷や汗かきながらカメラを取り出して撮影するも、当たり前だけど柵なんて無いので、いつあの4本足でこっちに這ってくるかと思ったら気が気じゃ無い。横を向くともう一匹、ミニサイズ(といっても大きい)のやつも砂浜をベタベタ歩いて海へ・・
本当に怖かったので遠くからズームで撮影して、(わたし一人でここに来て食べられたらどうなるんだろう・・)と妄想。国立公園がこんなにリスキーだったことにビビりながら、ドラゴンの横をゆっくり歩いて先に進みました。
その後のトレッキングはすごい緊張感。だって滅多に人とすれ違わないし、さっきみたいな2メートル級が四つん這いで追いかけてきたらダッシュで逃げないといけないんだよ!周囲の植物とか見ている余裕もなく、動くものと物音に集中してドキドキしながら先へ。
途中、橋の上でもう一匹小さいのを目撃。この国立公園どうなってんの!?
その後は何にも出会わず、アップダウンの激しいトレッキングコースと階段を40分ほど歩いて、目的地のMonkey Beachに到着しました。行きはすごく長く感じた。
トレッキング中に海が見渡せてすごく気持ちが良かった。海沿いを歩ける国立公園は珍しいと思うけど、泳いだり日光浴ができそうなビーチらしい所はMonkey Beachまでなかったです。下に降りる場所が無かったり、降りれても岩場だったり。
足元はビーサンでもいけるけど運動靴がベスト。わたしのビーサンはサイズが合ってないので2〜3回突っかかって1回転びました。
Monkey Beachの様子
ここまで来てやっと人の気配があることに嬉しくなる。海洋大学の研究所が建てられていて、そこで冷たい飲み物をRM2(約60園)で買えます。比較的綺麗な洋式トイレ(トイレットペーパーあり)もあってひと安心。
スタッフのお兄ちゃんを質問攻めにしたところ、「ここに生息しているのはオオトカゲ」で「毒は無いし凶暴でも無いから大丈夫」で「餌は魚や小動物の死骸。鼻がすごく良くて2〜3キロ先の匂いをキャッチして死骸を見つけるんだ」ということ。
ビーチで日焼け
「ここで泳いだり日光浴できるよ〜」って言われたけど、「トカゲがそこら中歩いてたんじゃリラックスできないじゃん!」って文句を行ったら「このビーチには出ないから大丈夫!でも野生の猿が沢山棲んでいて、食べ物があるとバッグを開いて持っていかれるから気を付けて」 って。
水着は中に着てきたし、『国立公園のビーチで日焼け』って優雅な響きに惹かれて日焼けすることに。ローカルスタッフ(男性)3人に注目されて気まずい空気の中、服をばばっと脱いで日焼けタイム、30分。
観光客は2〜3組通ったけどビーチでのんびりする人は皆無で貸し切りでした。
帰りに一匹だけ猿を見ました。
Kerachut Beachに行く
翌日、今度はKerachut Beachを目指すことに。1日目を踏まえて、ビーサンが壊れた時に裸足で歩けるような道じゃないことが分かったので仕方なくジム用シューズを使うことに。正解でした。昨日と同じようにオフィスで受付を済ませ、分岐に来たら左手に進みます。分岐の手前でまた大トカゲに遭遇
このコースは急な上り坂と下り坂の連続で、めちゃハードモードです。特に最初の20分は木の根っこの間をずんずん上っていくので太ももがパンパンになります・・。トップまで来たらこんどは激しい下り坂、下りは下りで滑りやすいので足元に注意。そしてまたもや上り坂・・と、全体の60%くらいが傾斜のある道です。
周囲はひたすらジャングル。海からは離れて森の中を歩いていきます。音といえばセミや色んな虫の声、猿らしき動物が遠くてガサゴソいう音、ときおりの強風でパラパラ落ちてくる葉っぱの音くらい。自然の中に身を置くだけで癒されますよね。滝汗だけど・・。
ごく細い小川を3〜4回渡って歩くこと1時間、遠くにチラチラ海が見えてきたらもう少しで到着です。最後の10分〜15分はまたもや急な下りが続き、帰りはここを上るんだと思うと吐き気がしてくるレベルです。
最後に木の橋を渡ります。
右手に海、左手に小さな湖が見えたらビーチに到着!
Kerachut Beachの様子
ビーチは道らしい道がなく砂浜なので持ってきたビーサンに履き換え。とにかく喉が渇いてやばいのとトイレに行きたくて危険な状態。水は500mlのペットボトル1本しか持ってきていなかったので、帰りのことを考えると半分以上は飲めない。でも汗かきすぎてなんか飲まないと死ぬ!って状態でした。
ビーチ沿いに歩いて左側にある謎の建物で聞くも「うちでは売ってない。カメの保護施設で売ってるよ」と言われ、フラフラしながら50メートルほど先の保護施設へ。
カメの保護施設
しかし、ここでも「ドリンクはもう売り切れちゃったよ」と言われてショック状態。
「いや水飲めなかったら帰れない。死ぬ」と訴えたら、親切にもスタッフの方が私のペットボトルを台所に持って行き水を補給してくれました。まじありがとう・・・!
水を飲んでやっとカメに注意を向けられる状態に。ここは政府が運営している施設でアオウミガメを始めとする4種類のウミガメを保護してるそう。見学は無料でかわいいカメちゃんをつついたり、カメの生態をスタッフの人に教えてもらったりできます。
居合わせたイギリス人ツーリストと一緒にカメ知識をあれこれ教えてもらい、寄付をして後にしました。
水をもらえなかったら本当にやばかったよ。
ビーチで日焼け
Monkey Beachと違ってこのビーチには木のテーブルとイスが何組も設置されています。
滝汗で悲惨な服を脱いで日干ししつつビーチで日焼けタイム。
ツーリストが何組か浜辺でまったりしていたので、昨日みたいな私だけ水着で気まずい状態にはなりませんでした。
「毒クラゲがうじゃうじゃいるから泳がない方がいいよ」と言われたので泳がず
1時間近く休んで午後3時過ぎ、柔らかい日差しになってから仕方なく帰ることに。あの下りを上るなんてありえない、ありえない・・と思いながら帰路も頑張りましたよ。きつかった。
ゴミは持ち帰ろう
帰りは落ち着いて周りを見る余裕もあったけど、よく見たらゴミが目につく。
ペットボトル、お菓子の袋、ビーサン、タバコの空き箱 etc・・。途中からゴミ拾いを初めて、ゴミ袋もゲットして拾いながら帰りました。ほんとにもう、ゴミを捨てるんじゃない。しかも拾えないところに捨てちゃダメだよ〜。
まとめ
- 開園時間は8時〜5時まで。入場は無料。入場登録にパスポートのコピーが必要
- トレッキングおすすめコースは2つ、Monkey Beachを目指すコースと、Kerachut Beachを目指すコース
- 砂浜や水辺に近い茂みは野生のオオトカゲに注意。トカゲとセルフィー撮ろうとかしないように!
- 昼間は日差しがキツイので、午前中か午後2時過ぎくらいが良さそう
- トレッキングの難易度は Monkey Beachは初級〜中級、Kerachut Beachは中級〜上級。子供や体力に自信がない人はつらい
持ち物リスト
- ミネラルウォーター必須。特にKerachut Beachに行くなら1リットル持って行った方がいい
- ティッシュ、ウェットティッシュがあるとなお良い
- 服装は長袖・長ズボン・運動靴がベスト。ビーサンでも歩けないことはないけど万が一壊れた時にやばいことになる
- 滝汗をかくので首に巻くタオルやハンカチが欲しくなる
- ビーチで泳ぐ場合、どちらのビーチも着替えるところがトイレしかないので中に水着を来てきた方がベター。バスタオルと日焼け止めも忘れずに
- Monkey Beachでは冷たいドリンクが帰るので少額の現金を持って行った方が良い。気が付かなかったけど、奥の方にご飯が食べられる場所もあったらしい
- 野鳥は全然見なかったので双眼鏡は必要なさそう
- ビニール袋を持っていくと何かと使える。ぜひ帰り道にゴミを拾ってください