日本語の数(和語と漢語)の読み方と助数詞(英語フリガナ付)- 日本語レッスン教材

生徒さん
生徒さん

人数の数え方について、「ひとり」「ふたり」と最初の2つは同じ感じなのに、その後から「さんにん」「よにん」「ごにん」と違う感じになるのはどうしてですか?

先日、インドネシアの生徒さんからこんな鋭い質問をもらいました。自分メモ用にブログに残しておきます。

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「ひとり」「ふたり」は特別な存在=和語

質問の答えとしては以下のようになります。

  • 日本語の数字には「和語」と「漢語」がある
  • 「和語系」の数字は現代では1〜10までしか使われず、また、年々使用頻度が少なくなっている
  • 「人を数える場合(〜人)」と「個数を数える場合(〜個)」の最初の「1」「2」は和語で、「3」以降が漢語になる
  • そのため、外国人学習者からすると「hitori → futari → sannin !? Why not sanri ?」と音の変化に違和感がある場合がある

数字の数え方 和語と漢語の違い(1〜30まで)

数字/Number和語 WAGO(訓読み/Kun-yomi)
Native Japanese words
漢語 KANGO(音読み/On-yomi)
Chinese-origin words
1ひとつ(hitotsu)いち(ichi)
2ふたつ(futatsu)に(ni)
3みっつ(mittsu)さん(san)
4よっつ(yottsu)よん・ *1(yon / shi)
5いつつ(itsutsu)ご(go)
6むっつ(muttsu)ろく(roku)
7ななつ(nanatsu)なな・しち(nana / shichi)
8やっつ(yattsu)はち(hachi)
9ここのつ(kokonotsu)きゅう・く(kyuu / ku)
10とお(too)じゅう(juu)
11じゅういち(juuichi)
12じゅうに(juuni)
13じゅうさん(juusan)
14じゅうよん・じゅうし(juuyon / juushi)
15じゅうご(juugo)
16じゅうろく(juuroku)
17じゅうなな・じゅうしち(juunana / juushichi)
18じゅうはち(juuhachi)
19じゅうきゅう・じゅうく(juukyuu / juuku)
20はたち(hatachi)*年齢のみ (Age only) にじゅう(nijuu)
21にじゅういち(nijuuichi)
22にじゅうに(nijuuni)
23にじゅうさん(nijuusan)
24にじゅうよん・にじゅうし(nijuuyon / nijuushi)
25にじゅうご(nijuugo)
26にじゅうろく(nijuuroku)
27にじゅうなな・にじゅうしち(nijuunana / nijuushichi)
28にじゅうはち(nijuuhachi)
29にじゅうきゅう・にじゅうく(nijuukyuu / nijuuku)
30さんじゅう(sanjuu)

和語の数字は1から10までしかありません。20は年齢を数えるためだけに使います。
WAGO (Kun-yomi) numbers only go from 1 to 10. 20 is only used to count age.

助数詞 (Counter word) 人数、個数、年齢

和語 WAGO(訓読み/Kunyomi) 系のことば / Native Japanese words (Kun-yomi)
発音の変化(促音化)に注意することば / Become Geminated Consonants(Double consonants)

Num.人数 (Num. of pax)
(〜人 / 〜nin)
個数 (Num. of pieces)
(〜個 / 〜ko)
年齢 (Age)
(〜歳 / 〜sai)
1ひとり(hitori)ひとつ(hitotu) / いっこ(ikkoいっさい(issai)
2ふたり(futari)ふたつ(futatu) / にこ(niko)にさい(nisai)
3さんにん(sannin)さんこ(sanko)さんさい(sansai)
4よにん(yonin)よんこ(yonko)よんさい(yonsai)
5ごにん(gonin)ごこ(goko)ごさい(gosai)
6ろくにん(rokunin)ろっこ(rokko)ろくさい(rokusai)
7ななにん(nananin)ななこ(nanako)ななさい(nanasai)
8はちにん(hachinin)はっこ(hakko)はっさい(hassai)
9きゅうにん(kyuunin)きゅうこ(kyuuko)きゅうさい(kyuusai)
10じゅうにん(juunin)じゅっこ/じっこ(jukko / jikko)じゅっさい/じっさい(jussai / jissai)
11じゅういちにん(juuichinin)じゅういっこ(juuikko)じゅういっさい(juuissai)
12じゅうににん(juuninin)じゅうにこ(juuniko)じゅうにさい(juunisai)
13じゅうさんにん(juusannin)じゅうさんこ(juusanko)じゅうさんさい(juusansai)
14じゅうよにん(juuyonin)じゅうよんこ(juuyonko)じゅうよんさい(juuyonsai)
15じゅうごにん(juugonin)じゅうごこ(juugoko)じゅうごさい(juugosai)
16じゅうろくにん(juurokunin)じゅうろっこ(juurokko)じゅうろくさい(juurokusai)
17じゅうななにん(juunananin)じゅうななこ(juunanako)じゅうななさい(juunanasai)
18じゅうはちにん(juuhachinin)じゅうはっこ(juuhakko)じゅうはっさい(juuhassai)
19じゅうきゅうにん(juukyuunin)じゅうきゅうこ(juukyuuko)じゅうきゅうさい(juukyuusai)
20にじゅうにん(nijuunin)じゅっこ(nijukko)はたち(hatachi)*年齢のみ (Age only)
21にじゅういちにん(nijuuichinin)にじゅういっこ(nijuuikko)にじゅういっさい(nijuuissai)
22にじゅうににん(nijuuninin)にじゅうにこ(nijuuniko)にじゅうにさい(nijuunisai)
23にじゅうさんにん(nijuusannin)にじゅうさんこ(nijuusanko)にじゅうさんさい(nijuusansai)
24にじゅうよにん(nijuuyonin)にじゅうよんこ(nijuuyonko)にじゅうよんさい(nijuuyonsai)
25にじゅうごにん(nijuugonin)にじゅうごこ(nijuugoko)にじゅうごさい(nijuugosai)
26にじゅうろくにん(nijuurokunin)にじゅうろっこ(nijuurokko)にじゅうろくさい(nijuurokusai)
27にじゅうななにん(nijuunananin)にじゅうななこ(nijuunanako)にじゅうななさい(nijuunanasai)
28にじゅうはちにん(nijuuhachinin)にじゅうはっこ(nijuuhakko)にじゅうはっさい(nijuuhassai)
29にじゅうきゅうにん(nijuukyuunin)にじゅうきゅうこ(nijuukyuuko)にじゅうきゅうさい(nijuukyuusai)
30さんじゅうにん(sanjuunin)さんじゅっこ(sanjukko)さんじゅっさい(sanjussai)

「4」は特別!「4人」を「しにん」とは言わない

漢語の数字では「4」は「よん・し (yon / shi)」と読みます。

それなら、

✅4人は「よにん(yonin)」のほかに「しにん(shinin)」
✅4個は「よんこ(yonko)」のほかに「しこ(shiko)」とも言えるのでは?

という疑問を持つ生徒さんがいるかもしれませんが、「しにん」「しこ」とは言えません。
理由は「し」=「死」の音に通じ、「しにん」=「死人」に通じるため、縁起が悪いとされているからです。

助数詞「〜個(こ)」を教える時の注意点

1,6,8,10 は「促音」になる

Counter word “〜個(ko)” is often pronounced as “geminated consonant(double consonant)” like 1, 6, 8 and 10.

  • 1個 → いっこ(ikko)、11個 → じゅういっこ(juuikko)
  • 6個 → ろっこ(rokko)、16個→ じゅうろっこ(juurokko)
  • 8個 → はっこ(hakko)、18個→ じゅうはっこ(juuhakko)
  • 10個 → じゅっこ/じっこ(jukko/jikko)、20個→ にじゅっこ(nijukko)

「個」で数えられるもの

「形がはっきりしていて、ひとまとまりの小さなモノ」に使われるのが基本です。

種類
🍎 食べ物りんご1個、たまご2個、おにぎり3個
🧱 小さな物体石、ボール、箱、ボタン、キャンドル、玉
💡 家庭用品・道具コップ、鉛筆削り、電池、カメラなど(小型)
🎁 梱包・パッケージギフト1個、荷物2個、包み3個
🧠 抽象物(カジュアルな表現)アイデア1個、失敗2個(話し言葉的)

「個」を使うときのルール

ポイント内容
✅ サイズ手のひらサイズ〜片手で持てるくらいの物が目安
✅ 数えられる形状ばらばらで、1つずつ分けて認識できるもの(りんご、玉、箱など)
✅ 中立・汎用的他の助数詞がわからないときの代用として使われやすい
✅ 人物・動物には使わない「人」→ 〜人、「動物」→ 〜匹 などを使うのが自然

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