バリ島やマレーシアなどで暮らしてます

【前編】ジャワ島のシトゥボンドに来たら車を没収された話

今ジャワ島東部に居るんですが、車が没収されて帰れるか分からなくなりました。

事の始まり

昨日、サヌールのMilestone CafeでWebをごにょごにょしていた時に友人Yさんから届いたライン。

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急遽、今夜出発の明日夜戻りで東ジャワのSitubondoへ行って来ることになりました。仕事ではなく、Nの用事(建設中の家絡み)の付き添い兼気晴らしです。突然ですし、Nの家族も一緒なんでオススメはしませんが、万が一行きたかったということがない様にお知らせしておきます ^^

!!!

東ジャワ行ったことないし、フェリーも乗ったことないし、このドMなスケジュールにも惹かれる!便乗させてもらうことに。

どこにも泊まらないので、1泊ツアーというよりも24時間ツアーというか、車泊ツアーというか。

面白くなりそう!

バリ島〜シトゥボンドまでの出来事

夜11時 Nが借りたレンタカーでクタを出発!(このレンタカーが旅のキーアイテム)。強行ツアーメンバーは、Nちゃん(シトゥボンド出身、日本語がペラペラのドライバー)、Nちゃんの奥さん、二人のキッズ、Yさん(静岡出身の友人)、私の6人
2時半 スムーズにギリマヌのフェリー乗り場に到着。フェリー乗り場も空いていてすぐにフェリーに乗れた。乗車料金は車1台15万ルピアで、なぜか一人位当たりじゃなくて一台あたりの料金。15万ルピアを6人で割ると、ひとり2万5千ルピアということに。激安

フェリー1階・駐車場

フェリー1階・駐車場

フェリー 2階デッキ

フェリー 2階デッキ

待合室。エアコンが寒い

待合室。エアコンが寒い

3時半 すぐ近くにパニュワンギの灯りが見えるけど意外と1時間かかった。パニュワンギのフェリー乗り場に到着して、近くのワルンでアヤムベトゥトゥを食べる。味はまぁまぁ、ギリマヌで食べた方が美味しいと思う
4時半 シトゥボンドに向けて出発する。運転がワイルドなことで有名なNちゃん(職業ドライバー)が夜中の山道をぶっ飛ばす。対向車線のトラックもすごいスピード出してすれ違って行く。

事故りませんように・・シートベルトを着けた後、記憶を失う

8時 暑くて起きたらシトゥボンドのガソリンスタンドに居た。早朝からここに駐車してみんな寝てたらしい。

新築中の家の関係で銀行に行く予定だったNちゃん。そこに叔父Eから電話があり「銀行に行く前に村長のサインを貰わないとダメ」だと言う。銀行と村は反対方向なので、まずは村へ向かうことになった。

出発する前に、ガソスタに居たローカル男性がNに「この車はバリから乗ってきたの?ちょっと話せる?」って話しかけてきた。何なんだろう?しばらく話し込んでたけど不思議だった。この男性がキーパーソンだった事が後に判明する。

9時前 村にすっ飛ばし中、道端の警察にストップされる

警察に停められた

警察に停められた

ノーヘルのバイク少年も一緒に停められていたので、「スピード違反?免許チェック?」と思っていたら、何やら警察署に誘導される。

「この車には問題があるから降りてほしい」と言われ、署内でしばらく待つ・・。警官たちはフレンドリーで機嫌が良く、「外国人乗ってるし金ふんだくってやる!」というような気配は感じられない。Nちゃんは警官たちとニコニコして談笑してるし、どんな問題があるのかさっぱり分からない。

警察署で小1時間待たされる

警察署で小1時間待たされる

ここでNの叔父Eさんが登場して警官たちとの談笑に混ざること2〜30分。結局、「車は没収するから荷物を全部持って行ってね」ということに。あの和気藹々具合は一体?!

Nちゃんが「今日泊まる?それか、シャトルバスみたいな15万ルピアくらいでここから家まで乗せてもらえるバスがあるからそれに乗れば夕方帰れるよ。6時くらい」というざっくりした情報をくれる。こちらは、帰れたら今日帰りたいけどなんなら泊まってもいいよという軽い感じで、とりあえずNちゃんの用事もあるし様子を見ることにした。

10時半 ここから私・Yさんと、Nファミリーで別行動になる。私たちは叔父Eさんの自宅に連れて行ってもらう。赤の他人がいきなり転がり込んできたのにEさんも奥さんも歓迎してくれ、早速フルーツポンチをご馳走になる。ナタデココ美味しい。

食べながらさっきの事件のあらましを聞くと、あの車はなんとシトゥボンドで盗まれた盗難車(!)だったらしい。車の持ち主はこの街の男性で、盗まれたのは6ヶ月前。盗難車は回り回ってバリ島にやってきて、Nちゃんの友人の友人のレンタカー屋さんで使われることになった。今朝、駐車場に数時間停まっていた車を持ち主の息子が偶然目撃し、「これ親父の車じゃん!」ってことで警察に通報したとか。

ここまで聞いて、今朝ガソスタで話しかけてきたあの男の人だ!と閃く。なんか話しかけ方も違和感があったもんなぁ・・。とにかく盗難車が戻って良かったね!

事情も分かってスッキリした所で、叔父夫妻に「ところで魚好き?ここは魚が美味しいよ」と言われて曖昧に頷くと、魚の店に案内するから一緒に行こうと言われバイクでお出かけ。3キロほど走って地元の海へ行き、新鮮な魚をゲットして帰宅する。

ヤシの木が並ぶでこぼこ道を20分走る

ヤシの木が並ぶでこぼこ道を20分走る

地元のビーチに到着

地元のビーチに到着

静かでいい感じ

静かでいい感じ

帰ってからも高級な「コピ・ルアック」をご馳走になり、もてなされまくりで申し訳ない気持ちに。でもせっかくだからとコーヒーを口に運んだら、砂糖が多すぎて砂糖の味しかしなかった・・。人生初のコピ・ルアックは砂糖味だった。

味が分からなかったルアック

味が分からなかったルアック

12時半 イブがさっきのお魚で美味しいイカンゴレンとスープクラパを作ってくれた

めちゃ美味しかったイブのごはん

めちゃ美味しかったイブのごはん

しかも「辛いの好き!」って言ったら、唐辛子2本、塩、味の素、砂糖、ニンニクを小さな石臼で挽いてサンバルも。めちゃくちゃ美味しくて辛い!2回お代わりして幸せ。やっぱり家庭料理は美味しいよね〜

サンバルも完食

サンバルも完食

14時 Yさんのiphoneが充電切れになったので、チャージャーを買いに近所の携帯ショップへ。Eさんのキッズ達がバイクで案内してくれたので、お礼にお小遣いを1万ルピア握らせる。私もプルサをチャージできてひと安心。10万ルピア分入れて10万ルピアだったからバリより安い。
15時 Nちゃんから連絡あり。用事は済んで夕方のシャトルバスでバリに帰れるとのこと!ものすごいボロくて狭いバスなんじゃ?トイレ休憩してくれるの?などの懸念は拭えないものの、予定通りバリに帰れるのは嬉しい。それではひと眠りします・・

まとめ

弾丸東ジャワツアーに便乗してみたら、車を没収される事態になってかなり面白い。今日帰れんの?何時に帰れんの?不明点が多いが様子を見たいと思います。こんな事もあるよね〜。

後編に続く