「観光客」はインドネシア語でなんていう?wisatawan・turis・tamu・pelancong の違いを整理

「観光客」はインドネシア語でなんていう?wisatawan・turis・tamu・pelancong の違いを整理

こんにちは。インドネシア語勉強中のAikoです。

私はバリ島に住んでいるので、「観光客」という言葉はよく耳にします。ニュースでも、日常会話でも、観光業に関する話題はとても身近です。

私自身がよく使うのは「wisatawan」と「tamu」ですが、「turis」と言う人もいますし、他にも言い方があった気がします。いったい何が違うんだろう、と気になったので調べてみました。

今回は、「観光客」を意味する4つの言葉を整理してみます。

YouTube、Spotify、Apple Podcastでも音声で聴けます。

観光客の標準語は wisatawan

一番スタンダードで公式な言い方は、wisatawan(ウィサタワン)です。

これは、
wisata(観光)+ -wan(〜する人)
という形でできています。

-wan は「その分野に関わる人」を表す接尾辞です。

例えば、

  • budayawan(文化人)
  • ilmuwan(科学者)
  • wartawan(記者)

などがあります。

分野+-wan で「その分野に関わる人」という意味になります。

wisatawan は、行政文書やニュース、統計などでも使われる、もっとも無難で公式な言い方とされています。

wisata の語源

wisata はサンスクリット語由来とされる語です。

もともとは「訪れる」「巡る」といった意味を持つ語に関連すると考えられています。そこから、現在の「観光」という意味へ発展したと説明されることが多いようです。

語源を知ると、「観光」という言葉が単なるレジャーではなく、「訪れること」に軸があると分かります。

turis はどんなニュアンス?

turis(トゥリス)は、英語の tourist 由来の外来語です。

日常会話でもよく使われますし、ニュースでも目にします。ややカジュアルな響きがあります。

公式文書では wisatawan が使われることが多いですが、会話では turis も自然です。

tamu は観光客と言える?

tamu(タム)は「客」「ゲスト」という意味の語です。

hotel の tamu と言えば、「宿泊客」という意味になります。

ただし tamu は「観光客」専用の言葉ではありません。訪問者全般を指す広い語です。

語源についてははっきりしない部分もありますが、古いマレー語系の基本語彙とされています。外来語というより、マレー語圏で古くから使われてきた言葉と考えられています。

観光で来た人を指すこともありますが、意味としてはかなり広めです。

pelancong の成り立ち

pelancong(プランチョン)は、
pe- + lancong
という形でできた語です。

pe- は「〜する人」を表す接頭辞です。

lancong は古いマレー語系の語とされ、「旅をする」といった意味を持っていたと説明されることがあります。ただし、現代インドネシア語では lancong 単体で使われることはほとんどありません。

pelancong は「旅をする人」という広めの意味を持ち、観光に限らず移動や放浪のニュアンスを含むことがあるとされています。やや文語的・説明的な印象があります。

結論:迷ったら wisatawan

こうして整理してみると、現代インドネシア語で「観光客」と言うなら、やはり wisatawan がもっとも標準的です。

カジュアルな場面では turis も自然ですし、文脈によっては tamu や pelancong が使われることもあります。

でも、迷ったらまず wisatawan。
大きく外すことはなさそうです。

まとめ

似ているけれど少しずつ違う言葉を整理していくと、インドネシア語の輪郭が少しずつはっきりしてきます。

インドネシア語学習については、Instagram と Threads の専用アカウントで、ほとんど毎日発信しています。興味があれば、ぜひのぞいてみてください。

インドネシア語を学んでみたい方には、実際にバリで使われている、通じるインドネシア語を一緒に深掘りするオンラインレッスンも行っています。(会話中心)

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