こんにちは!インドネシア語を勉強中の日本語教師です。
インドネシア語で「自分」は、 diri(ディリ)です。
ただ、この単語は日本語の「自分」とは少し違います。もっと内側の、自分の核や本質に近い意味を持つ言葉です。
インドネシア語では、
- percaya diri(自信)
- harga diri(自尊心)
- mengendalikan diri(自制)
のように、「自分」に関する重要な概念のほとんどに diri が使われます。日本語だと「自己」や「己」に近いニュアンスです。
この記事では、この diri という言葉を通して、インドネシア語の「自分」という感覚をわかりやすく解説します。
目次
diri の語源とコアイメージ
diri は「自分」「自己」を意味します。
ただしニュアンスとしては、
「内側の自己」「主体」「自分の核」に近い言葉です。
日本語の「己(おのれ)」にかなり近い感覚です。
語源についてははっきりした定説があるわけではありませんが、
マレー語でも古くから使われている基本語で、
「自己」という概念そのものを表す語として定着しています。
ポイントはここです。
diri は
・内面の自分
・行動の対象になる自分
・社会的な自分(立場)
をまとめて表す言葉です。
diri の派生語・表現・慣用句まとめ
diri はフレーズで使われることがとても多いです。よく使うものをまとめます。
berdiri(ベルディリ)=立つ
Orang yang berdiri di sana itu Yuri.
あそこに立っている人がユリさんです。
berdiri sendiri(ベルディリ スンドゥリ)=自立する
Saya ingin berdiri sendiri.
自立したいです。
percaya diri(プルチャヤ ディリ)=自信がある
Dia sangat percaya diri.
彼女はとても自信があります。
mengendalikan diri(ムンゲンダリカン ディリ)=自制する
Saya harus mengendalikan diri.
自分をコントロールしないといけない。
mengendalikan
意味:コントロールする、制御する
基語:kendali(クンダリ)=コントロール・制御
menahan diri(ムナハン ディリ)=抑える
Saya menahan diri untuk tidak marah.
怒らないように我慢した。
menahan(ムナハン)
意味:抑える、こらえる
基語:tahan(タハン)=耐える、持ちこたえる
mengenal diri(ムングナル ディリ)=自己理解する
Penting untuk mengenal diri sendiri.
自分を知ることは大切です。
mengenal(ムングナル)
意味:知る、理解する
基語:kenal(クナル)=知っている、面識がある
menyadari diri sendiri(ムニャダリ ディリ スンドゥリ)=自覚する
Dia mulai menyadari dirinya.
彼は自分に気づき始めた。
menyadari(ムニャダリ)
意味:気づく、自覚する
基語:sadar(サダル)=意識している、気づいている
mengembangkan diri(ムンゲンバンカン ディリ)=成長する
Saya ingin mengembangkan diri.
自分を成長させたい。
mengembangkan(ムンゲンバンカン)
意味:発展させる、成長させる
基語:kembang(クンバン)=咲く、広がる
melindungi diri(ムリンドゥンギ ディリ)=身を守る
Kita harus melindungi diri.
自分の身を守る必要がある。
melindungi(ムリンドゥンギ)
意味:守る、保護する
基語:lindung(リンドゥン)=守る、かばう
introspeksi diri(イントロスペクシ ディリ)=自己反省
Waktunya introspeksi diri.
自分を振り返る時間です。
introspeksi(イントロスペクシ)
意味:自己反省、内省
語源:英語 introspection(内省)
jati diri(ジャティ ディリ)=本来の自分・アイデンティティ
Dia mencari jati dirinya.
彼は本当の自分を探している。
jati(ジャティ)
意味:本来の、本質的な
語源:サンスクリット語 jāti(生まれ・本性・本質)
harga diri(ハルガ ディリ)=自尊心
Jangan merusak harga diri orang lain.
他人の自尊心を傷つけてはいけない。
merusak(ムルサック)
意味:壊す、傷つける
基語:rusak(ルサック)=壊れている、ダメになっている
diri sendiri(ディリ スンドゥリ)=自分自身
Saya melakukannya sendiri.
自分でやりました。
tidak tahu diri(ティダッ タフ ディリ)=身の程知らず
Dia tidak tahu diri.
彼はわきまえていない。
tahu diri(タフ ディリ)=わきまえている
Dia tahu diri.
彼女はちゃんと分かっている。
lupa diri(ルパ ディリ)=我を忘れる・調子に乗る
Dia lupa diri setelah sukses.
成功して調子に乗った。
sadar diri(サダル ディリ)=自分の立場を理解している
Dia sadar diri.
彼は自分の立場を分かっている。
まとめ
diri は、単なる「自分」ではありません。
内側の自己
行動の対象としての自分
社会的な立場としての自分
これらをすべて含んだ言葉です。
だからこそ、
自信(percaya diri)
自制(mengendalikan diri)
自己理解(mengenal diri)
成長(mengembangkan diri)
といった、人の内面に関わる重要な表現の中心になります。
最初は「自分」と訳してもOKですが、少しずつ「己に近い感覚」で捉えると、理解が深くなると思います😊
私は日本語教師で、インドネシア語教師を目指して勉強しています✨
Threads と Spotify で、気になったインドネシア語を発信しています。
一緒にインドネシア語を勉強したい!という方は、オンラインレッスンに対応しています。
それではまた!