バリ島やマレーシアなどで暮らしてます

クラゲに刺された時にお世話になったけどMinyak Telon(ミニャックテロン)って何者?

ミニャックテロンって何者?

Minyak Telon(ミニャックテロン)はインドネシアの代表的なジャムゥ(漢方薬)オイル。コンビニでもスーパーでもどこにでも売っていて、値段は小さなボトルが100円くらい、大きなボトルが300円くらいとタダみたいな値段です。

ベビーオイルっぽいけど蚊除けにも効くし、コモドでクラゲに刺されて痒きむしった時にこれ付けたら痒みが収まったし、独特の香りもするし、ミニャックテロンって一体何者?と思って調べてみました。

内容物

Minyak Telonは幾つかのメーカーが出していますが、私が買っているのは黄色いボトルのKONICARE印です。裏面を見るとこんな記載が。

  • Oleum Cajuputi 42%
  • Oleum Anisi 8%
  • Oleum Cocos 50%

Oleum Cajuputi = カユプティオイル 42%

インドネシア語で Cajuputiというフトモモ科の木の葉から抽出されるオイル。

正式な学名は Melaleuca(メラルーカ)で、代表的な名前は「カユプテ」「カユプティ」。「カユプティ」はインドネシア語で「白い木」を意味し、インドネシアでは水蒸気蒸留法で抽出したエッセンシャルオイルが数百年も前から使われていた。

この木は東南アジアやオーストラリアの一部に分布し、特にインドネシアのスマトラ島が産地として有名。タイガーバームを始めとする軟膏クリームにも入っている成分。

特徴:刺激が強く、同じフトモモ科のティーツリーと似た効能・香りを持つ。刺激が強いので飲用はしない

効能:シネオールという成分が多く含まれており、消毒、抗菌効果が高い。筋肉痛、関節痛、喉や呼吸器系の不調、ニキビや水虫など皮膚疾患、やけど、切り傷、駆虫。風邪の引き始めや喉の調子が悪い時に蒸気浴(吸入)をすると効果的

あの時助けてくれたのはカユプティだったんだ・・・!

Oleum Anisi = アニスオイル 8%

インドネシア語 Anisi = 英語 Anise(アニス) と呼ばれるセリ科の一年草植物の種から抽出されるオイル。

古くから薬草や料理に使われてきた歴史あるオイルで、インドのアーユルヴェーダでも欠かせないスパイスの一つ。原産地はアナトリア半島、ギリシア、エジプトといった地中海東部地域。古代エジプトではミイラを作る際の臭い消し(!)の一つとして用いられたり 、お菓子やお酒の香りづけとしても利用されている。

特徴:刺激が強いので高濃度で使用しない。同じセリ科のフェンネルと似た効能・香りを持つ

効能:胃もたれ解消、消化促進、咳やぜん息、痰などの気管支系、皮膚への感染症予防、分娩促進作用

Oleum Cocos = ココナッツオイル 50%

いきなり身近に!みんな大好きココナッツオイルが50%入っていました。上の2つのオイルが刺激が強いので、乾燥を防ぐココナッツで中和したってところでしょうか。

まとめ

カユプティってすごいやつですね。

カユプティオイルはインドネシアのもう一つの万能薬 ボカシオイルにも入っているようですが、こちらは4%ほどと微量です。ボカシオイルの内容物は、ココナッツオイルが60%とカユプティ4%、他にシトラネラ、クローブ、フェンネルなどが入っている模様。

ミニャックテロンとボカシオイルの使い分けはよく分かりませんが、テロンは飲用しない(皮膚に塗布するのみ)、ボカシは飲用してもよい(コップ一杯のお水に数滴垂らして飲む) という違いがあります。

どちらもココナッツオイルが半分以上入っている訳ですが、ココナッツの唯一の難点は気温が20度以下になると白く固まることなんだけど、きっと大丈夫なんだろうな。来月イタリアに行くのでどっちか持って行こうかなぁ

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